2013年6月18日(火)
大阪の女性弁護士102人
「橋下市長は辞任を」
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旧日本軍「慰安婦」問題での「日本維新の会」共同代表の橋下徹大阪市長の暴言をめぐり、大阪の女性弁護士有志が17日、暴言を撤回しただちに市長を辞任するよう求めるアピールを発表しました。市役所を訪れ、同市長あてにアピールを提出しました。
事前に連絡したにもかかわらず、秘書課職員が廊下で応対。「100人の弁護士を代表して来ている。市民に対して失礼だ」と厳重に抗議しました。
アピールは、寺沢勝子、大野町子、渡辺和恵の3氏の提案で呼びかけられ、わずか5日間で102人の女性弁護士が名を連ねました。
アピールは「『慰安婦制度』が必要との女性の人権を著しく踏みにじる発言を公職にある人が行ったことはこれまでにない」として、国連の人権委員会などが「慰安婦」問題の解決を日本政府に勧告していると強調。橋下氏が「暴行、脅迫を用いて女性を拉致したという証拠はない」と強弁しているが、中国人「慰安婦」訴訟の最高裁判決(2007年4月)で日本兵に連行され、監禁、強姦(ごうかん)被害を受けたと認定しているとのべています。
米軍司令官に風俗利用を勧めた問題も、「女性を男性の性の慰みものとし、女性をもの扱いする甚だしい女性蔑視発言」と厳しく指摘しています。
記者会見で、寺沢氏らは「女性の人権を踏みにじる発言を平気でしている。女性としても弁護士としても黙っていられない」と語り、市の応対についても批判しました。