2013年6月15日(土)
命脅かす政治とたたかう
生活保護改悪阻止へ集会
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「命を脅かす政治とたたかうぞ!」―。安倍政権がねらう生活保護改悪を阻止しようと集会が14日、国会内で開かれ、全国から200人を超える参加がありました。主催は、「『STOP!生活保護基準引き下げ』アクション」。
同アクション代表呼びかけ人の宇都宮健児弁護士は「政府が今すべきなのは、生活保護の権利性を明確にした上で『水際作戦』を禁止し、保護利用をしやすくすることだ」と強調しました。
「障害年金と親からの仕送り、福祉的就労の給料月約1万円では生活できず、生活保護を利用している。自助努力だけでは無理だ」と訴えたのは、精神疾患を抱える男性(46)=さいたま市=です。「生活保護を削減するのではなく、大企業がきちんと税金を払うべきだ。弱い者いじめをするいまの政治を選挙で変えよう」と呼びかけました。
福島市の女性(50)は「保護費が削減されたらとてもやっていけない。さらに消費税が上がればどうすればいいのか」と訴えました。
布川日佐史法政大学教授が講演しました。日本共産党の田村智子参院議員があいさつしました。
集会に先立ち、首相官邸前で「スタンディングアクション」が行われました。参加した男性(48)は「生活困窮者自立支援法案は、低賃金労働者をつくる点で障害者自立支援法と根が同じだ」と批判しました。