2013年6月14日(金)
オスプレイ 防衛省 「違反ない」
赤嶺氏「315件の飛行で違反」
日本共産党オスプレイ配備反対闘争本部(本部長・赤嶺政賢衆院議員)は13日、防衛省と国土交通省から米軍機MV22オスプレイの飛行訓練の現状を聴取しました。沖縄県が指摘している日米合意違反の飛行318件について防衛省は「違反は見つかっていない」と回答しました。
これに対し赤嶺氏は、昨年10~11月の2カ月間に確認された318件の違反飛行中、315件が日米合意で避けるとしていた「学校や病院を含む人口密集地上空での飛行」であり、違反は疑う余地がないと指摘しました。防衛省は自ら撮影した約3000枚の写真で違反の時間と場所を照合していると説明。県が検証を求めた昨年12月末から半年が経過しているものの、「作業中」との説明に終始しました。
維新の橋下徹共同代表が政府に提案した八尾空港(大阪府八尾市)への訓練移転について、赤嶺氏は「低空飛行訓練はそもそも沖縄の訓練の一部ではなく、『負担軽減』にすらならない」と批判。防衛省担当者は「広く検討を進めていきたい」と述べました。井上さとし、塩川鉄也、宮本岳志の各議員が出席しました。