2013年6月12日(水)
支持率16% → 8 → 5% / 大阪の市議も離脱する意向
足元から崩れる維新
大阪決起集会 弁解に松井氏躍起
「慰安婦制度は必要だった」とした発言が国内外から大きな批判を浴びている橋下徹大阪市長。共同代表を務める「日本維新の会」への支持は“維新の会発祥の地”大阪でも崩れ始めています。
各紙が11日付で報じた世論調査「参院選比例の投票先」でも支持率下落は明らかです。「朝日」は先月の7%から5%へ。「読売」は「維新 近畿でも退潮 『橋下発言』で女性離れ顕著」と書き、今年1月の16%から半減した5月の8%からさらに減り、5%でした。
「退潮」は支持率だけではありません。7月21日投開票の兵庫県知事選では、「前哨戦」と位置づけた伊丹・宝塚市長選で惨敗し、独自候補の擁立を断念。地域幹部からは「参院選に当選させることで精いっぱい」の声が(「産経」11日付)。大阪市議会でも、浪速区選出の「維新」市議が離脱する意向と報じられています。
8日、大阪市内で開かれた「サポーター決起大会」では、参加者は「(約2千人いた)政治塾の受講生、塾生が中心」と紹介されたものの、用意した160席が埋まらず、空席が目立ちました。
「維新の会は強いアゲンスト(逆風)のなか進んでいる」とあいさつを始めた松井一郎幹事長。「橋下発言」と、大阪・八尾空港への「オスプレイ受け入れ」発言に触れ、「慰安婦問題があったからオスプレイ問題を出したのではと言われるが、まったく違う」と弁解に躍起でした。