2013年6月8日(土)
ロックアウト解雇許さず
日本IBM本社前で宣伝
山下・吉良氏ら訴え
|
労働者に解雇を通告し職場から閉め出す「ロックアウト解雇」など非人道的なリストラをやめさせようと、日本IBM本社前(東京都中央区)で7日、日本共産党中央区労働者後援会や金属労働者後援会などが宣伝しました。35人が参加。日本共産党の山下よしき書記局長代行(参院議員)、吉良よし子参院東京選挙区予定候補、田辺七郎都議予定候補も訴えました。
会社は5月下旬、JMIU(全日本金属情報機器労働組合)役員の女性2人をロックアウト解雇しました。現在、昨年解雇されたJMIU組合員3人が撤回を求めて裁判をたたかっていますが、会社は労働組合を攻撃し、リストラを続ける姿勢を見せています。このため、共産党は緊急宣伝を行いました。
通勤するIBM労働者は、45分の宣伝のあいだに、次々とビラ700枚を受け取っていきました。昨年12月の総選挙の際に、1時間で400枚のビラを配ったことと比較し、さらに反響が大きく広がっています。
山下氏は、「かつてIBMの経営者には、労働者の尊厳を守り、解雇しない信念があった。いまのリストラの先頭に立つ姿を見たら、なんと思うか。人間らしく働けるルールをつくってこそ企業も発展できる」と訴えました。
吉良氏は、「志位和夫委員長の国会質問で、当時の野田首相もロックアウト解雇は『あってはならない』と答弁した。それにもかかわらず解雇を繰り返すIBMは許せません」と批判しました。