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2013年6月7日(金)

生活保護改悪廃案に

「水際作戦」の合法化と批判

4団体が共同記者会見

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(写真)生活保護改悪案の廃案を訴えた記者会見=6日、東京都内

 生活困窮者の支援をする4団体が6日、生活保護法改悪法案の廃案を求める緊急の共同記者会見を東京都内で開きました。会見したのは、ホームレス総合相談ネットワーク、生活保護問題対策全国会議、反貧困ネットワーク、STOP!生活保護基準引き下げアクションの4団体。

 会見で反貧困ネット代表の宇都宮健児弁護士は、生活保護申請者を役所の窓口で追い返す「水際作戦」を合法化し、親族の扶養を要件にする同法案によって、「さらに申請はしづらくなり、孤立死、餓死は拡大する」と批判。「憲法25条の空洞化であり、社会保障全体の改悪の突破口になりうる。参院で廃案をめざしたい」と話しました。

 ホームレス総合相談ネットの森川清弁護士は、ホームレス生活者には「親兄弟には知られたくない」と生活保護申請をためらう人も多く「萎縮効果は大きい」と語りました。

 役所の窓口でのやりとりを録音したテープを流し、「実家に住まわせてもらえ」「限界が来ていることを証明するものを持ってこい」などと理由をつけ、申請させずに追い返す違法な指導実態も生々しく紹介しました。

 同法案は4日、自民、公明、民主、維新、みんな、生活の6党の賛成多数で、衆院本会議で可決されました。


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