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2013年6月7日(金)

オスプレイ 八尾受け入れを検討

維新・橋下氏提案に首相

全国拡大も要請

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 日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)と松井一郎幹事長(大阪府知事)は6日、安倍晋三首相、菅義偉官房長官と首相官邸で会談しました。橋下氏らは米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に配備されている垂直離着陸機MV22オスプレイの飛行訓練の一部を八尾空港(大阪府八尾市)に移転することを提案。これを受けて首相は小野寺五典防衛相に対し、同空港への移転が可能かどうか検討を指示しました。

 これを受けて防衛相は記者団に、「さまざま研究するなり、可能性について考えていくことが必要ではないか」と述べました。一方、八尾市の田中誠太市長は6日、移転反対をあらためて表明しました。

 橋下氏は八尾空港受け入れについて「適切な場所かどうかを検討してほしい。可能性があるなら知事が(八尾市側の)説得に当たる」と表明。同時に、オスプレイ訓練を本土の自衛隊基地や民間空港の活用により年間120日間は沖縄県外で行うことも文書で求めました。政府は民主党・野田前政権当時からオスプレイの訓練の全国への分散移転を計画していました。安倍政権は橋下氏の提案を逆利用して、オスプレイの危険な訓練を全国に広げる狙いです。


 八尾空港 米軍撤退に伴い、1960年7月から民間空港として供用。JR大阪駅から約20キロに位置。約1500メートルと1200メートルの滑走路が斜めに交差している。人口密集地に位置し、周囲ではヘリや小型機の事故も頻発。建造物や樹木が多数、存在する。


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