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2013年6月6日(木)

生存権奪わせない

生活保護法改悪阻止 国会請願デモ

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(写真)日本共産党の紙智子、大門実紀史両参院議員とエールを交換する国会請願デモ参加者ら=5日、参院議員面会所前

 「私たちの生存権を奪うな!」―。貧困問題に取り組む人たちでつくる「STOP!生活保護基準引き下げ」アクションは5日、生活保護基準引き下げと生活保護法改悪を阻止しようと、国会請願デモを行いました。200人余りが参加。

 首都圏青年ユニオンの河添誠青年非正規労働センター事務局長は、「とりあえず就労」という形で生活保護から追い出す生活困窮者自立支援法案と生活保護法改悪案について「セットで、憲法25条で保障された生存権を脅かすもの。どちらも廃案にしたい」と強調しました。

 「私たちはどんなに重い障害があっても地域で暮らそうと取り組んでいる。生活保護の扶養義務強化は、障害者が家族に依存せざるを得ない状況をつくる」と指摘するのは、障害者インターナショナル日本会議の尾上浩二事務局長です。「『障害者の自立』という観点から生活保護改悪の動きを危惧する」

 都内の男性(44)は「私自身が保護申請できるまでに3回も福祉事務所に行かなければならなかった。書類提出を義務付ければ、“水際作戦”を合法化するようなもので許せない」と訴えました。

 JAL不当解雇撤回裁判原告の石賀多鶴子さんは「衆院厚労委員会で参考人が訴えた後、十分な審議もなく法案を採決した。こんな大事なことを短時間で決めてしまうなんて許せない」と述べました。

 デモに先立ち、参加者一人ひとりが書いた請願を読み上げ、厚生労働省の担当者に手渡しました。国会前では日本共産党と社民党の議員とエール交換しました。


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