2013年6月1日(土)
無償化 朝鮮学校にも
国会内で集会 国連委の勧告報告
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朝鮮学校にも高校無償化制度の適用を求める院内集会が31日、国会内で開かれ、4月30日にジュネーブで開催された国連社会権規約委員会の日本審査を傍聴した関係者から報告がありました。同委員会は22日に総括所見を発表、この問題について「差別にあたる」と批判し、改善を勧告しています。
ジュネーブでの傍聴に参加した代表団の宋恵淑(ソン・ヘス)さんは、韓国人の委員、申恵秀(シン・ヘス)さんと日本政府のやりとりを説明。なぜ除外するのかと質問した申委員に日本政府が、(1)学校が朝鮮総連と密接な関係にある、(2)拉致問題が進展していないとしたことについて「国連の場で、政治的な理由をもって朝鮮学校のみを排除することを露骨に表明した」と怒りをあらわにしました。一方、朝鮮学校の除外は学費無償化を定めた社会権規約13条に違反する旨の要請書を、日本のNGOと共同で提出したことも紹介。「一緒に座り込みに参加してくれた人もいました。そういう人たちを信じて活動していきたい」と述べました。
尹京蘭(ユン・キョンラン)さんは「ジュネーブで、元気をもらった」と言います。「世界の人たちは、私たちにたいして、正しいことをやっている、胸をはっていいと言ってくれました。子どもたちの尊厳を取り戻すために、最後まで頑張ります」と語りました。