2013年6月1日(土)
生活保護改悪案 困窮者の命綱ずたずた、国民全体の問題
傍聴者ら怒り 志位委員長あいさつ
「参院で廃案に」
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衆院厚生労働委員会で生活保護法改悪法案が強行可決された31日夕、衆院議員面会所に傍聴者ら約30人が集まり、強行した自民、公明、民主など各党に怒りの声をあげました。
行動には日本共産党の衆参国会議員が駆けつけ、志位和夫委員長と、高橋ちづ子衆院議員、田村智子参院議員があいさつ。志位氏は、「たたかいはこれからです。参院で廃案を目指してがんばりぬく」と表明しました。
全国生活と健康を守る会連合会(全生連)の安形義弘会長は「生活に困っている人の命綱がずたずたにされるようなことが一方的に決められ、怒りを感じます。廃案に追い込むため、全力をあげる決意です」と訴えました。
埼玉県鶴ケ島市から参加した女性(63)は「審議を傍聴し、委員の中で生活保護の実態を理解しているのは共産党だけだと感じました。生活保護法の改悪は、国民全体の問題だと思います」と語りました。
東京都江戸川区の女性(63)は「生活保護を受けるべき人が受けられていないのが現状です。生活保護水準以下の生活を送っている人もたくさんいます。生活保護受給者を差別し、国民を分断するような法改正は絶対に許せません」と怒りを込めました。