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2013年5月28日(火)

のけぞった橋下氏の“釈明”

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 日本外国特派員協会の記者会見で配られた橋下徹大阪市長の“釈明”用ペーパーを見て、昨年から大阪で取材にあたってきた者として、のけぞりました。

 橋下氏いわく、「日本は過去の過ちを真摯(しんし)に反省し、慰安婦の方々には誠実な謝罪とお詫(わ)びを行うとともに…このような悲劇を二度と繰り返さない決意をしなければなりません」―。

 しかし、13日午前、「慰安婦制度が必要なのは誰だってわかる」と言い放ったのは誰だったのか。

 抗議が殺到した午後になっても「軍の規律を維持するためには当時は必要だったんでしょうね」と言い、「今は違う?」との記者の質問に、ようやく「今は認められないでしょう」と答えた橋下氏が次に述べた話は何だったのか。

 「でも慰安婦制度でなくても風俗業は必要だと思いますよ」。橋下氏はこう語り、米海兵隊に風俗業の活用を勧めた話を得意げに語り始めたのです。

 橋下・「慰安婦」暴言の源流は昨年8月にあります。

 橋下氏は、軍や官憲による強制連行の証拠はないとの主張を繰り返し、「証拠がないんだったら、謝る問題ではなく、大変でしたねと(いう話)」「慰安所は軍が併設している場合もあれば、性を商売にする職業もある。そういう問題として倫理的にどう考えるのかという問題にすべきであって謝罪の問題ではない」(昨年8月24日)と語っていました。以来、ネット右翼は、橋下氏を礼賛、元「慰安婦」を侮辱するコメントを送り続けました。

 一連の暴言すべてへの謝罪なしに、同じ人物の口から語られる「反省」「おわび」の言葉が信じられるはずがありません。(直)


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