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2013年5月28日(火)

きょうの潮流

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 1961年の今日、世界中の人権侵害の改善を目指して活動する国際NGO、アムネスティ・インターナショナルが発足しました▼イギリスの弁護士、ピーター・ベネンソンが、軍事政権下のポルトガルで2人の学生が「自由のために!」と乾杯しただけで逮捕され7年の刑を受けたという記事に衝撃を受け、新聞に「忘れられた囚人たち」と題した投稿をしたことから運動が始まりました▼当初は、思想や人種、宗教、出自などを理由に捕らわれた人々の釈放を求めて、市民が各国政府に手紙を書く活動を行っていました。シンボルマークの鉄条網に囲まれたロウソクは、「暗闇を呪うより一本のロウソクに火を灯(とも)せ」という中国のことわざに由来しています▼「現在は、女性・子どもの権利、企業の社会的責任、難民と移民の権利、死刑制度の廃止など多様な人権問題に取り組んでいます。世界には貧困や暴力、迫害、差別によって苦しむ多くの人がいることを知り、自分の問題として捉えて、一人ひとりが行動を起こすことが大切だと思います」(若林秀樹アムネスティ・インターナショナル日本事務局長)▼23日、アムネスティをはじめ世界68の人権団体が、橋下大阪市長の「慰安婦」制度は必要だった等の発言に対し、国際法に違反する重大な人権侵害を正当化するものとして強く抗議する共同声明を発表しました▼個々の力は微々たるものでも、それが集まると世界に変化をもたらす大きな力になる―どんな運動の原点もここにあります。


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