2013年5月21日(火)
ダンス文化議連発足
幹事に穀田氏ら 15万人署名受け取る
60人超す超党派
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60人を超える超党派の国会議員が参加するダンス文化推進議員連盟が20日、国会内で発足総会を開きました。風俗営業法から「ダンス」項目の削除を求めてきたレッツダンス署名推進委員会から、会長に就任した小坂憲次参院議員が15万人分の署名を受け取りました。
公開で行われた総会では、クラブ関係者や弁護士などからのヒアリングも行いました。
クラブ経営者やDJ、ミュージシャンなどが結成したクラブとクラブカルチャーを守る会のWatusiさんは、世界では、クラブ・ミュージックが注目を集めていることを紹介。国内ではクラブに向けられる悪いイメージを払拭(ふっしょく)するため、経営者側が努力している様子が語られました。
風営法では、ダンスホールなどで客にダンスさせることを「風俗営業」としています。元クラブ経営者の金光正年さんは「クラブ営業は風俗ではない、ということを分かってほしい」と、ダンスだけでなくアートや音楽など文化表現の場だということを語りました。
大阪・ミナミの「アメリカ村の会」会長の井原正博さんは、「アメリカ村は、音楽やファッションなど、流行の最先端をいっていたが、クラブの衰退で地域の集客も減るなど影響が出ている」と報告。「ダンスは素晴らしい文化。一日も早く風営法からダンスの項目をはずしてほしい」と語りました。
議連の幹事長には平沢勝栄衆院議員が就任。幹事には日本共産党の穀田恵二衆院議員をはじめ各党の議員が名を連ねました。総会には井上哲士党参院議員、宮本岳志党衆院議員も出席しました。