2013年5月18日(土)
「維新」西村議員も暴言
「韓国人は慰安婦」と侮辱
撤回し離党届提出
日本維新の会の西村真悟衆院議員は17日、同党代議士会で、橋下徹共同代表による日本軍「慰安婦」発言に関して、「売春婦はまだウヨウヨいる。大阪の繁華街で韓国人に『慰安婦』と言ったらいい」などと民族・女性蔑視の暴言を吐きました。西村氏は、その場で「撤回します」と述べ、その後、離党届と会派離脱届を提出しました。
維新は前日、「国籍を問わず女性の基本的人権を尊重するのが我が党の基本的方針」だとの見解を発表しましたが、まったくのデタラメであることを示す暴言です。
西村氏は、「外電(外国メディア)では橋下氏の報道が捏造(ねつぞう)され始めている。慰安婦がセックススレイブ(性奴隷)と転換されている。これが広がれば反日暴動、謀略が成功しかねない。反撃に転じたほうがよい」などと述べ、橋下氏とまったく同じ立場で「慰安婦」の歴史的事実を認めない姿勢を示しました。
代議士会後に記者会見した西村氏は、「韓国と国名を挙げたのは不穏当だった」と述べ無反省。松野頼久国会議員団幹事長も「『慰安婦』問題がセックススレイブのようなイメージで扱われていることに対して、それを何とか誤解を解きたいという思いの一端ではないか」と擁護しました。
西村氏は会見でも改めて撤回したものの、またたくまに批判が広がり、離党届提出に追い込まれた形です。