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2013年5月18日(土)

きょうの潮流

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 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」が面白い。テンポよく、脇役も個性的。ドラマの舞台である東北・北三陸の方言「じぇじぇ!」(驚いたときに発する感嘆詞)は、すでに流行語の兆しです。録画して1日4回見ている、という同僚も▼母の故郷で海女を目指すうちに地元のアイドルになるヒロイン。遠洋漁業の漁師である祖父は体調を崩し、引退宣言しますが海への思いを断ち切れず、再び漁に。「オラがいてほしいのは父ちゃんだけだ」とのろけていた祖母“夏ばっぱ”。演じる宮本信子さんの唇を結んだ表情が切ない▼笑えて胸がキュンとなるクドカン(通称。宮藤官九郎(くどうかんくろう))の脚本。みんな立派ではないけれど、仲間への思いやりがあって、人を踏みつけて平気な人間は一人も出てきません。橋下徹・維新の会共同代表らの貧しい人間観にうんざりしている私たちとしては、ドラマの中だけでも癒やされたい▼当のお騒がせの橋下氏。暴言から一夜あけた14日以降、100回以上ツイッターを更新し、持論を展開しています▼「戦時下では世界各国も性奴隷を活用していたのに、なぜ日本『だけ』が世界から非難を受けているのか」。“夏ばっぱ”なら「言い訳すんな。おめえはおめえだ」と叱りつけるのではないでしょうか▼先日、米ニューヨーク州議会下院で旧日本軍の「慰安婦」制度を「残酷さと規模において前代未聞」だとし、「人道に対する罪」と非難する決議が採択されました。「人道に対する罪」には時効がないのです。


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