2013年5月18日(土)
「“戦争できる国”困る」
東北九条守る首長の会が交流会
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憲法九条を守る東北地区市町村長の会交流会が17日、盛岡市内で開催されました。この1年間で新たに岩手、福島両県で結成され、山形県でも結成をめざし、準備中です。6県から前職と元職の10人の市長・町長をはじめとする24人が参加し、熱心に意見交換しました。
出席団体は、青森県・市町村長九条の会、憲法九条を守る秋田県市町村長の会、地方自治に日本国憲法の理念を活(い)かす岩手県市町村長の会、憲法九条を守る首長の会(宮城県)、福島県市町村長九条の会、および山形県市町村長九条の会準備会です。
開会あいさつで岩手県の相原正明代表(奥州市前市長)は、96条改定問題が喫緊の課題となっているが、その先には9条や25条などの改定問題もあると指摘しました。
参加者からは、「昨年の憲法記念日に一般紙に9条改悪反対を訴える広告を載せ、大きな評判になった」(秋田)、「米軍三沢基地を持つ県として、9条改悪でこれ以上『戦争ができる国』になるのは困る」(青森)などの発言がありました。
各県の九条の会のメンバーからも、「各地で“首長の九条の会”ができることは非常に大きな意味を持つ。一般の人たちも、9条改悪反対の運動が特別なものではないと思えるようになる」と期待が寄せられました。
今後の活動として、「東北の動きを全国の前職や元職の首長にも発信しよう」(宮城)、「参院選前に県ごとに96条改定についての声明を発表してはどうか」(岩手)などの提案が出されました。