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2013年5月14日(火)

きょうの潮流

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 日米のプロ野球で活躍した松井秀喜さんは、自分の成績や数字にはあまり執着しなかったといいます。「成績に満足するとかしないとか、というのはないんですよ。つねに反省を次にもっていくという感じですから」▼毎シーズン、毎試合、毎打席、どこが悪かったのか、何が足りなかったのかをふり返り、次に生かす。その謙虚さがあったからこそ、重圧やけがにも屈せず、あれだけの強打を発揮できたのでしょう▼スポーツに限らず、私たちも生活のなかで同様なことを経験しています。失敗から学び、それを実践する。その過程で成長していくわけです。自分の失敗を他人のせいにしたり、弁解やぐちばかりでは進歩はみえません▼それを絵に描いたのが民主党の「公開大反省会」でした。会場やネットで視聴する若者からの質問に元首相や大臣が答える形式。選挙を前にしたパフォーマンスでしょうが、それにしてもひどい中身でした▼震災や原発事故の対応のまずさも、選挙公約を破ったのも、ほかの政党や官僚のせい。どうして国民の期待にこたえられなかったのか、なぜ失望させたのか、彼らは原因の一端さえ示せず、自己弁護や言い訳に終始したのです▼そういえば、そんな民主党について自民党がいっていました。「公約を破るものがどんな末路をたどるかは民主党政権が示している」。昨年の総選挙で「TPP断固反対」をかかげたのはどの党か。こんどは、公約破りの反省なき自民党への激しい批判が全国で吹き荒れています。


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