「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年5月14日(火)

大間原発 建設中止を

紙議員 安全置き去り 住民無視

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)質問する紙智子議員=13日、参院予算委

 日本共産党の紙智子議員は13日の参院予算委員会で、電源開発が建設中の青森県・大間原発について、「周辺自治体、住民の声にこたえて建設をきっぱりやめるべきだ」と主張しました。

 大間原発は、福島第1原発事故後に中断していた建設工事を昨年10月に再開。極めて危険なウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を全炉心で使う計画で、青森県内や北海道函館市など自治体や住民が建設中止を求めています。

 紙氏は、専門家から敷地と沿岸海底に活断層の存在が指摘され、大間原発の防護措置が必要となる50キロ圏内には青森側に9万人、北海道側に37万人もいることを指摘。「あれだけの事故(福島原発事故)を経験し、今も収束していないのに、何事もなかったように建設が進んでいることに住民が不安を感じるのは当然だ」と追及しました。

 安倍晋三首相は「不安を持つ方がいるのは理解できる」としながら「再開は事業者の判断だ」とのべ、田中俊一原子力規制委員長も「活断層の調査は第一義的に事業者が実施する」と企業に丸投げする姿勢を示しました。

 紙氏は、事業者である電源開発が活断層の調査をしていないと指摘。近隣首長らも「到底容認できない」(北海道函館市長)として、無期限凍結を要請していることをあげ、「工事をストップして、安全性を確認するのが当然だ」と求めました。

 安倍首相は「稼働にあたっては周辺自治体に理解してもらう努力をする」と答えるだけで、あくまで建設を推進する考えを示しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって