2013年5月4日(土)
「原発輸出 とんでもない」
官邸前行動 子ども連れも参加
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首都圏反原発連合(反原連)は3日、「即時原発ゼロ」を訴える首相官邸前抗議行動を行いました。連休中に駆けつけた3500人の参加者(主催者発表)は「事故は収束していないのに原発の輸出なんてとんでもない」「収束宣言の撤回を」「再稼働反対」と声をあげました。
安倍晋三首相は中東訪問で、「世界一安全な原子力発電の技術を提供できる」「(日本は)過酷な事故を経験するなかで相当高い安全基準を持っている」と原発の輸出を進めています。このため、「福島であれだけの事故が起こったのに、原発輸出なんて許されない」などのスピーチが続きました。
東京都昭島市から高校1年の娘と参加した女性(46)は「再稼働も反対ですが、海外に危険な原発を輸出しようとしていることも腹立たしい」といいます。
静岡市の男性(40)は「原発は、ごまかしだらけの強行策で動かそうとしているような欠陥商品。『安全』などといって他国に売りつけるなんて絶対に許されない」。
東京都葛飾区から初参加した男性(17)は「福島第1原発で今起きていることを全て隠さず明らかにしてほしい」。妹(13)は「こんなに集まって声を上げているのに再稼働しようという首相は、国民のことを考えていないのでは」。
「いつ原発やめるの?『今』でしょ!!」と書いた横断幕を持って5歳の息子と2歳の娘、夫と参加したのは、京都市の女性(25)。「福島第1原発では汚染水漏れが続き、子どもの健康が心配です。自分たちの責任で大飯原発をとめたい」
日本共産党の笠井亮衆院議員、田村智子参院議員、吉良よし子都雇用と就活対策室長もスピーチしました。