2013年5月2日(木)
みんな困る生活保護削減
18回目の官邸前行動
|
貧困問題に取り組む人たちでつくる「このまますすむと困っちゃう人々の会」は1日、東京都千代田区の首相官邸前で、18回目のスタンディングアクションを行いました。
冷たい雨のなか、「官邸前メーデー」と称した行動に集まった約200人の市民は、「生活保護削減こまっちゃう」「消費税上がるとこまっちゃう」「国民みんながこまっちゃう」とコールを響かせました。
自立生活サポートセンター・もやいの稲葉剛代表理事は、生活保護基準が引き下げられれば、さまざまな福祉制度に影響し、最低賃金も連動して下げられる危険があるとのべ、「99%の国民を貧困にさせる政治に対して、みんなでつながり声を上げていきましょう」と呼びかけました。
反貧困ネットワーク代表の宇都宮健児弁護士は生活保護受給者の声や実態を無視して制度改悪が進められていることを批判。「国会で受給者の声を反映させるよう運動を続けていきましょう」と語りました。
東京在住の女性(28)は、「私たち生活保護受給者は追いつめられ、元気をなくしています。でもなんとか生きたい。生存権を首相に改めて考えてほしい」と話しました。
日本共産党の田村智子参院議員、吉良よし子参院東京選挙区予定候補も参加し、連帯のあいさつをしました。