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2013年5月1日(水)

オスプレイ追加配備

日米防衛相会談 普天間に夏以降12機

岩国陸揚げ

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 訪米中の小野寺五典防衛相は4月29日午後(日本時間30日未明)、国防総省でヘーゲル国防長官と初めて会談しました。両氏は、昨年10月に米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に配備した垂直離着陸機MV22オスプレイ部隊(12機)について、今夏以降に新たな部隊(12機)を同基地に追加配備する方針を確認しました。12機はまず米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)に陸揚げされ、普天間に移されます。

 沖縄県は、同県でのオスプレイの飛行実態について日米合意さえ守らない多数の事例があるとして日本政府に説明を要求しています。しかし、いまだ回答はなく、県は「県民の不安は一向に解消されていない」として配備計画の見直しを強く求めています。そうした中での追加配備方針の確認が、県民の反発・怒りを高めるのは必至です。

 また両氏は、普天間基地に代わる新基地建設(同県名護市辺野古)のための埋め立て申請などを「重要なステップ」と強調。在日米軍再編計画を「着実に進めていく」ことで一致し、圧倒的多数の県民が反対する新基地建設に固執しました。

 両氏は、中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島について、日米安保条約第5条の適用範囲にあり、「現状変更を試みるいかなる力による一方的な行為にも反対する」との立場を確認しました。

 また、日米軍事協力の指針(ガイドライン)再改定に向け、中国の海洋進出を念頭においた情報収集・警戒監視・偵察(ISR)に関する課長級の作業部会を2月に設置したことを発表しました。

 外交・軍事担当閣僚による日米安保協議委員会(2プラス2)を年内に開き、ガイドライン再改定や沖縄の新基地建設問題などを話し合うことも申し合わせました。


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