2013年4月30日(火)
「へえ」いっぱい
「ニコニコ超会議2」共産党ブース好評
27、28の両日、千葉市の幕張メッセで行われた「ニコニコ超会議2」には、若い世代を中心に約10万3000人が参加、ネット視聴者は約509万5000人にのぼりました。政党も初めてブースを出展。日本共産党ブースを訪れた青年たちは、どんな思いだったのか―。(ニコニコ取材班)
「初志位」多く
初日に行われた志位和夫委員長とジャーナリスト角谷浩一さんの対談では、ブースの外まで人だかりができました。ほとんどが「初志位」です。
東京都内から来た高校生の女性(15)は、「政治に興味があったので」と共産党ブースを訪れました。「やっぱり原発はダメじゃないかと思う」と話します。「即時にゼロはちょっとできるのか疑問はある」といいますが、「政治家だけじゃなく、いろいろな人がいっしょに話し合える仕組みをつくってほしい」と期待を寄せます。
埼玉県から来た男性(31)は、「志位さんの話は初めて聞いた」といいます。「選挙中の街頭演説などは急いでいる途中だと聞きづらい。こういうじっくり聞ける機会はいいですね」といいます。原発の問題では「電力は(不足しないか)心配ですが、身近に被災して避難して来た人もいる。不安はあります。共産党にはこれからも地道に今やっていることを続けていってほしい」と語りました。
政党ブースがあると知り、立ち寄った男性(32)は東京都杉並区からきました。「日中間の領土問題などで(日本共産党が)中国に物を言っているというのは『へえ』と思った」と話しました。
恋人と参加した東京都の男性(32)は「求職中です。共産党の話は初めて聞きました。働く人、弱者を守るために全力でやっているんだなと思いました」と感想を語りました。
ブレていない
共産党のほか、自民、民主、維新の3党が出展しました。
栃木県の男性(19)は「政治に興味はある。政党ブースは面白い企画だと思っている。政党にもっと気軽にふれられるといい」。
茨城県から参加した男性(28)は政党ブースを回りました。「自民党の改憲案は、あんまりだと思った。もっと憲法を知りたいと思いました」
共産党ブースに立ち寄った埼玉県の男性(30)は「図書館で『赤旗』を読んでいる。けっこう面白い。政党助成金をもらっていない党なので、ぶれない政党だということも知っています。期待しています」と話しました。
中学3年生(14)の女性は「友達とは政治の話はしないけど、興味はあります」といいます。「政治家には、具体的にどうしようとしている内容を知りたい。もっと政治を知る機会がほしい」と話しました。
静岡県三島市の情報システムに携わる男性(31)は「共産党はニコニコ生放送にも力入れていて、いいと思う。これからもやってほしい。雇用の政策がしっかりしてますね。あちこちの党がくっついたり離れたり、考えを変えたりしているなかで、共産党は昔から変わらずやっているイメージです」と話しました。
「古い資料が珍しいと思いました」と、党員作家・小林多喜二の自筆原稿を見ていた東京都在住の男性(32)は「ブレていない共産党はカウンター(対抗)的存在として必要だと思います」とのべました。
「友達にお土産です」物販コーナー
|
共産党ブースの一角に設けられた物販コーナーには連日、「友達に頼まれてきました。お土産です」「ツイッターで販売することを知り、買いにいってみようと思った」など、たくさんの人が訪れました。
党章バッジを購入した男性は「飾っておきます。貴重ですね」と大事そうにかばんにしまいました。銀製、七宝焼の党章バッジは、2日間で合計140個が完売。党本部建設を記念してつくられたペンたてつき本部ミニチュア置物20個、本部写真つきメモノート70冊、水筒12個が売れました。
27日の同会議の様子が掲載された「しんぶん赤旗」日刊紙(28日付)と日曜版28日号も販売し、人気を博しました。