2013年4月27日(土)
「再稼働やめて」 官邸前抗議行動
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首都圏反原発連合(反原連)は26日、即時原発ゼロを訴える首相官邸前抗議行動を行いました。茂木敏充経済産業相が“秋にも原発を再稼働する”と語るなど、再稼働をねらう安倍晋三内閣に対し、2500人の参加者(主催者発表)は「再稼働反対」「大飯(原発)をとめろ」などの声をあげました。
首相官邸前や国会正門前では「安倍さん、原発事故は収束していないと宣言すべきだ」「新基準はでたらめだ。再稼働させてはならない」と訴えるスピーチが相次ぎました。
4月26日は1986年にチェルノブイリ原発事故が起きた日です。東京都八王子市の男性(45)は「日本でも最悪の事故が起きて、さらに繰り返されようとしている。絶対に再稼働させてはいけない」と語ります。
初めて参加した東京都世田谷区の女性(53)は「茂木大臣の発言はとんでもない。原発事故はまだ何も収束していない状況です。国が責任をもって東電を指導すべきです」といいます。
職場仲間と駆け付けた東京都目黒区の女性(38)は「夫の実家は福島県いわき市です。以前は海で泳いで、おいしいカツオを食べることができました。今はつくった野菜も食べられない。全ての原発を早く止めて」。
さいたま市から参加した女性(33)は「ほかの発電方法でも代わりがきくのに、原発を動かすために命や生活、自然を危険にさらす政治は許せない」と話しました。
笠井、塩川氏スピーチ
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官邸前抗議行動では日本共産党の笠井亮、塩川鉄也の両衆院議員がスピーチしました。
笠井氏は、茂木経済産業相が秋にも原発を再稼働すると発言したことを批判。参加者から「冗談じゃない」の声が飛びました。笠井氏は、「仮免許で再稼働させた大飯原発(福井県)を、試験問題をやさしくして7月以降も運転を継続しようとしている。許せない」とのべました。
塩川氏は、新規制基準は格納容器が壊れそうになったら放射性物質を放出することを前提としているとのべ、「こんなことをどうして許すことができるでしょうか」と訴えました。