2013年4月27日(土)
B787 チェック独自に
穀田議員が要求 衆院委
運輸安全委 バッテリー原因不明
日本共産党の穀田恵二議員は26日の衆院国土交通委員会で、バッテリーに重大な欠陥が発見されたボーイング787型機の運航再開問題で、国が独自に安全性をチェックするよう求めました。
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バッテリー熱暴走の原因は解明されたのかとの穀田氏の問いに、運輸安全委員会の玉木良知事務局長は「現時点では、発見されていない」と答えました。
太田昭宏国交相は「安全と安心を両方100%満たさなければだめだ」といいながら、「3重の是正措置が講じられている」と答弁。穀田氏は、「対症療法にすぎず再発防止できるという根拠はない」と指摘し、原因不明のままの運航再開は許されないと批判しました。
また、穀田氏は「設計・製造段階で問題があったのではという不安は払しょくできないのではないか」と迫りました。田村明比古航空局長は、「(アメリカの航空局では)設計の段階では今回のような事案が発生するとは想定していなかった」と答えました。
穀田氏は、日本が「安全のテストパイロット」の役割を担わされると指摘。「企業任せにせず、実地検査など、現場のパイロットや整備士の意見をよく聞き、国が責任をもって独自にチェックする制度にすべきだ」と要求しました。