2013年4月26日(金)
暴力行為根絶を宣言
日体協など5団体が集い
宮本議員出席
「スポーツ界における暴力行為根絶に向けた集い」が25日、都内で行われました。日本体育協会、日本オリンピック委員会(JOC)、日本障害者スポーツ協会、全国高等学校体育連盟、日本中学校体育連盟の5団体が主催。暴力行為がスポーツの価値と相反するとした「暴力行為根絶宣言」を採択しました。
元陸上選手の為末大さんは「指導者に求められる資質」について講演し、「相手がものを言えない立場だったり、言葉で説得できなかったときに指導者の暴力が起きやすい」と指摘。指導者が時間をかけて根気よく相手の質問に答える米国の例を挙げ、「一方的に練習をやらせるのではなく、選手が理解し納得させるスキルが必要になる」と語りました。
シンポジウムでは、元バレーボール選手のヨーコ・ゼッターランドさんが、中学時代に相手選手が指導者に顔を踏みつけられた光景に深く傷ついた思い出を語り、言葉で指導することの大切さを涙ながらに訴えました。元バドミントン選手の米倉加奈子さんは高校時代に指導者から理不尽ないじめを受け、「逃げ出したい。人間の生活をしたい」と思ったと紹介し、「暴力では人は育たない」と強調しました。
集いには、日本共産党の宮本岳志衆院議員も出席しました。