「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年4月23日(火)

平城宮跡保全へ提言

党奈良県委 整備見直し求める

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 日本共産党奈良県委員会と同県議団は22日、「平城宮跡の保全・継承に関する提言」を発表し、関係機関に申し入れました。

 国の特別史跡で世界遺産にも登録されている同宮跡の中心部を、国交省がセメントと土で舗装する工事を進めていることに「遺跡を破壊する」と県内外から批判が広がっています。中止を求める署名は約3万5000人に達しています。

 提言は「公園整備がこのまま推移すれば、平城宮跡の価値を台無しにする事態を招きかねない」として、国交省による宮跡の国営公園整備を抜本的に見直す立場からまとめられました。

 提言では、平城宮跡の保存・整備にあたっては▽構想段階から県民・国民の意見を反映させるしくみをつくる▽世界遺産の登録基準を厳格に順守する▽山並みや古墳群などの周辺環境と一体となった歴史的・文化的景観の保全▽遺跡の全容解明に資する保存・整備―など5点にわたって提案しています。

 同日、谷川かずひろ参院奈良選挙区予定候補と山村幸穂県議団長らが県文化財保存課に同提言を示し「国まかせにせず、県として宮跡を守る責任ある対応を」と申し入れました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって