2013年4月23日(火)
オスプレイ爆音 「まるで植民地」
安保破棄中実委 普天間基地を監視
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安保破棄中央実行委員会の呼びかけで20日から沖縄入りしている「米軍辺野古(名護市)新基地建設反対激励・連帯行動」参加者は最終日の22日、宜野湾市のど真ん中に居座る「世界一危険」といわれる米軍普天間基地と強行配備された米軍欠陥機オスプレイの監視調査をしました。
「ものすごい爆音だ。うるさい」―。全国から参加した約40人は、フェンス越しにオスプレイ12機が地鳴りのようなエンジン音をとどろかせて次々と離陸していくことに、怒りと驚きの声を上げました。
「フェンスのすぐ向かいでは、園児たちが屋上に出て普通に遊んでいた。信じられない」と話すのは、東京から参加した女性(61)。米国内法では規制対象とされる滑走路周辺の「クリアゾーン」内に、学校や保育所、病院、公民館など18施設、約3600人の住民が生活している実態を目の当たりにしました。
「知識では知っていたが…。まるで米国の植民地だ。湯水のように米軍に税金を使う日本政府は非常に悲しい。帰ったらこの生々しい現実を伝えたい」。女性はこわばった表情でそう語りました。
参加者は監視調査後、ゲート前で、「オスプレイ配備を撤回せよ」「普天間基地は即時閉鎖・撤去を」「辺野古新基地建設反対」と怒りの拳を突き上げ、飛行訓練に強く抗議しました。