2013年4月18日(木)
米軍機・基地・安保…ニコ生で討論
「アジアと関係 未来開ける」
小池、仁比、西村3氏が動画出演
インターネット動画サイト「ニコニコ動画」で16日、「生放送! とことん共産党」が放送され、小池晃副委員長(参院比例予定候補)と仁比そうへい前参院議員(同)、日本平和委員会の西村美幸さんが出演し、オスプレイ、沖縄の米軍基地、日米安保条約をテーマに語り合いました。
冒頭、北朝鮮情勢が話題になりました。
仁比さんは「挑発を強める北朝鮮に憤りを感じる。平和的解決を政治の最大限の目標にしないといけない」と提起。小池さんは「日本は憲法9条を持つ国として外交で役割を果たさなければならない」と主張しました。
西村さんと仁比さんが日ごろの経験を語り、沖縄の基地被害の実態が浮かびあがりました。
仁比さんは「基地の中に沖縄がある。住宅密集地の真ん中にある普天間基地は沖縄の米軍基地の異常さの象徴だ」と指摘。西村さんは「学校周辺でも日常的に米軍機による訓練が行われています」と紹介しました。
ネット中継の画面上に「基地の周辺に街ができたのではないか」との視聴者のコメントが流れました。すかさず小池さんが、「そうではない。住民の土地を米軍が奪って不当に築かれたのが沖縄の基地だ」と説明する場面もありました。
米軍機オスプレイの傍若無人の訓練の実態や、日本全土で行われている低空飛行訓練の被害も話題に。仁比さんは「基地被害という厳しい現実があるからこそ、沖縄は『オール沖縄』で普天間基地の即時撤去、オスプレイの配備撤回、名護市辺野古への新基地建設反対を訴えている。県民総意の願いを踏みにじる国が民主主義の国といえるのか」と力をこめました。
西村さんが「こんなにひどい苦しみを押し付けられ、なぜ政府は米国に抗議しないのか」と疑問を語りました。小池さんは「根本には日米安保条約がある」と述べ、「もはや米国の庇護(ひご)のもとに経済発展があるという時代ではないでしょう。アジアに目を向け、まともな関係をつくってこそ未来が開ける」と提起しました。
「平和をつくるために頑張りたい」。小池さんと仁比さんは参院選に向けてそれぞれ決意を語りました。