2013年4月17日(水)
「0増5減」案
破たんした案ごり押し
志位委員長会見 「許されない」
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日本共産党の志位和夫委員長は16日、国会内で記者会見し、小選挙区を「0増5減」して区割りを変更する公職選挙法改定案を与党が委員会への付託を狙う動きについて、「一方的な先行処理はやるべきではなく、各党協議を開くべきです」と批判しました。
このなかで、「0増5減」について、選挙区間の「1票の格差」が1・998倍にとどまり、住民基本台帳では格差が2倍を超える選挙区が六つもあると述べ、「すでに破たんしている案を力でごり押ししてはならない」と強調しました。
志位氏はまた、民主党が定数を80削減する対案を衆院に提出したことについても見解を問われ、「すべての野党が(先の書記局長・幹事長会談で)確認したのは、『0増5減』の先行処理に反対し、各党協議会を開くことです。各党協議会に提案するのが筋です」と指摘しました。