2013年4月13日(土)
玄海原発 訴訟最多 原告6000人超
佐賀地裁 差し止め6次提訴
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九州電力玄海原発の運転差し止めを国と九電に求めている「原発なくそう!九州玄海訴訟」は12日、新たに604人が佐賀地裁に提訴しました。今回の第6次提訴で原告数は6097人、全47都道府県に及び、原発訴訟史上最多を更新しました。
提訴報告集会で原告団長の長谷川照(あきら)佐賀大前学長は、原子力規制委員会の“新基準”について「原発再稼働をねらう新たな『安全神話』だ」と批判。「安全性は抽象的ではなく、現実に起きた福島原発で事故の損害額や賠償額がいくらなのか、それで電気料金がいくらなのかを国民に示すこと。これが原発の有無を議論する新基準になる」と訴えました。
第1次提訴から毎回参加していると言う福岡市の女性(74)は「いまだに収束できない福島原発事故、風向き次第でどこにも逃げられない放射能汚染の影響も不安です。子どもや孫のためにも原発を残してはいけないと思います」と話していました。