「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年4月11日(木)

原発汚染水 すべて地上タンクへ

経産相表明 塩川氏「国が対応を」

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)質問する塩川鉄也議員=10日、衆院経済産業委

 福島第1原発の地下貯水槽から放射能汚染水が大量に漏れている問題で、茂木敏充経済産業相は10日、「(貯水槽)1号から7号まですべて、地上のタンクに移送するよう指示した」と述べ、今後は地下貯水槽を使わない方針を明らかにしました。衆院経産委員会で日本共産党の塩川鉄也議員の質問に答えました。

 塩川氏は、経産省が地下貯水槽の耐用年数は10年以上、鋼鉄製タンクは5年以上という東京電力側の説明を容認し、地下貯水槽の構造強度について「信頼性を有する」と評価していたことを指摘。「原発事故から2年も経過するのに、事故収束・安全対策を『応急措置』のままにして、その対策を東電任せにしてきたことが今回の事態につながった。経産省と保安院の責任が問われる」と追及しました。

 原子力規制庁の山本哲也審議官は「設計・管理・施行上の問題があった」と、構造上の欠陥があったことを認め、経産相は「リスクに対する考え方に甘さがあった」と答えました。

 塩川氏は「事業者任せにすることは、一刻も早い事故収束や安全確保策よりもコストを優先することになりかねない」と指摘。廃炉に向けて、国が責任を持って対処するよう求めました。

 経産相は「国としてやるべきことを前面にたって対応する」「安全第一に取り組む」と答弁しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって