2013年4月7日(日)
「いじめ」は人権侵害
山下書記局長代行 党提言紹介し報告
党大阪府委が懇談会
|
深刻化する「いじめ」「体罰」問題をどう解決していくかをともに考えようと日本共産党大阪府委員会は6日、「子どもと教育を語り合う懇談会」を大阪市内で開きました。荒天のもと70人以上が参加し、体験や思いを率直に交流しました。
山下よしき党書記局長代行・参院議員が報告。党の提言をもとに、「『いじめ』」は人権侵害であり暴力だ」と強調。解決にむけた五つの対応策や子どもたちに過度のストレスを与えている競争と管理の教育と社会を変えるための提案の中身を紹介しました。
憲法・教育法研究者の丹羽徹大阪経済法科大学教授と元大阪教育大学助教授の石井郁子元党衆院議員が発言。
丹羽氏は体罰の背景に学校に課せられた数値目標と達成期限があるとし、「徹底した競争社会全体を変えることが根本」と述べました。石井氏は、厳罰主義による「いじめ」対策を批判。子どもの気持ちをくみとることが問題解決に不可欠だと強調しました。
参加者から、教師の多忙化問題、子どもがうけた体罰と学校の対応、子どもや保護者に解決の力があるなどの発言が続きました。
井上浩党大阪市議が橋下徹市長の教育介入の実態を報告。大阪教職員組合が「いじめ」「体罰」解決への実践を紹介。参院大阪選挙区予定候補のたつみコータロー氏があいさつしました。
教師をめざす学生は「教育現場の実践が参考になりました」と話していました。