2013年4月4日(木)
『POSSE』誌が日本共産党に注目
ブラック企業対策 山下氏にインタビュー
若者の労働・貧困問題に取り組むNPO法人POSSEが発行する『POSSE』(18号)が、「ブラック企業」対策で、日本共産党の山下芳生書記局長代行のインタビュー記事を掲載しています。
ブラック企業とは、長期雇用を前提とせず、新卒者を正社員として採用し、違法な働かせ方で心も体も壊れるまで使いつぶす企業のことです。同誌は、昨年の総選挙で「ブラック企業」対策を公約に掲げた日本共産党に注目し、「長年労働問題に取り組んできた」と山下氏を紹介。ブラック企業問題が顕在化してきた背景、政治家がブラック企業に対してできることなどを質問しています。
山下氏は、年越し派遣村(2008年末)が契機になり、派遣労働者を使い捨てにする雇用はダメという大きな世論が生まれたのに、民主党政権が派遣法の抜本改正を放置してきたと指摘。正規雇用を求める学生の願いを「逆手にとって、正規雇用を大量に募集して選別と使い捨てが行われている」「あくどい企業を成立させる土台を残したままにしている政治の責任は、非常に大きい」と強調しています。
山下氏は、「整理解雇4要件」を法文化する「解雇規制・雇用人権法」や労働者派遣法の抜本改正などの党の政策を紹介。「一緒に戦おう、若者の使い捨てを許さないためのルールを政治の力でつくろう」と呼びかけています。同誌は、「政党を問わず、ブラック企業対策として一致できる点があれば、政策の課題を通じて連携していきたい。共産党の皆さんにも期待をしています」としめくくっています。