2013年4月1日(月)
オスプレイは東富士に来るな
地元住民が会結成 静岡
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米軍キャンプ富士(静岡県御殿場市)へオスプレイの飛来を許すなと「東富士へのオスプレイ飛来・配備・訓練に反対する御殿場・裾野・小山の住民の会」(住民の会)の発足総会が31日、御殿場市で行われ、120人が参加しました。同基地の地元でオスプレイ運用に反対する地元住民組織結成は初めてです。
キャンプ富士は、御殿場市、裾野市、小山町にまたがる自衛隊東富士演習場内にあり、国・行政・地権者と使用協定を結んでいます。米軍「環境レビュー」によると、オスプレイはキャンプ富士で2〜6機が毎月2〜3日訓練し、運用回数は年500回(現状より10%増)です。本土訓練の拠点としても計画されています。
住民の会は、2市1町内にある平和委員会、九条の会、新婦人、日本共産党と個人で結成されました。渡辺希一事務局長は「政府にオスプレイ配備の撤回と全国各地での低空飛行訓練中止を米国に求める署名」や2市1町内に「オスプレイは東富士に来るな!」の大看板(縦90センチ、横180センチ)を10カ所設置するなどを提起しました。同会の呼びかけ人には、森岡幹登(みきと)医師、梶本弘・歯科医師、内村嘉秀・国士舘大学教授がなっています。
総会後には、地元地権者団体の東富士演習場地域農民再建連盟の勝又幸作委員長と沖縄県平和委員会の大久保康裕事務局長による記念学習会をしました。
参加した女性(78)=御殿場市=は、「何年か前に自衛隊ヘリコプターが近くで墜落しそうになりました。墜落事故が多いオスプレイではとても心配」と語りました。