2013年3月30日(土)
オスプレイ訓練中の米兵
公共施設区域に侵入
沖縄
沖縄本島の米軍北部訓練場で訓練中のオスプレイから降りた戦闘服姿の米海兵隊員が国頭村の環境教育センター「やんばる学びの森」の遊歩道に侵入したことがわかり、日本共産党沖縄県委員会は29日、沖縄防衛局に抗議しました。
米海兵隊員の侵入は26日午後。「やんばる学びの森」は、沖縄本島の中でも森林面積が広く、多くの動植物の宝庫で自然度が高く保持されているため、宿泊施設を備えた学習公園です。
真栄里保党県常任委員は「米兵が提供施設区域の外に、しかも国頭村の公共施設区域に侵入することは許されない」と厳しく抗議。沖縄防衛局の仲本清也連絡調整室長は「米海兵隊に今後こういうことがないように申し入れた。海兵隊側も住民に恐怖を与えたことに、謝罪の意を伝えてきた」と答えました。
真栄里氏は、侵入事件について武田博史局長が「実弾射撃訓練以外の活動を施設区域外ですることは日米地位協定上、許されないわけではない」と擁護するコメントをしたことについて、「実弾射撃訓練以外であれば、公共施設区域内に立ち入ることもできるのか」と追及しましたが、仲本室長は「武田局長に伝える」と述べるにとどまりました。
抗議には、宮里昇党北部地区委員長、池原秀明沖縄市議、大城朝助党県基地対策部員らが同行しました。
宮城久和国頭村長も27日、沖縄防衛局に抗議しています。