2013年3月30日(土)
省エネ基準検討必要
塩川議員 「風土に合わせて」
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日本共産党の塩川鉄也議員は27日の衆院経済産業委員会で、「高気密・高断熱」を基本とする省エネ住宅基準の問題点を指摘し、日本の気候・風土に見合った省エネ基準をつくる必要があると指摘しました。
現在、国土交通省では新築住宅について「高気密・高断熱」の省エネ基準への適合義務化を検討しています。塩川氏は、一律の義務化は木材伝統工法による土壁・しっくいによる湿度調整や風通しなど日本の気候や風土を考えた家づくりの取り組みが阻害されかねないとして、「亜熱帯を含む温暖な日本の風土に見合った省エネ基準をつくる必要がある」と述べました。
茂木敏充経産相は「木材が耐熱に優れている面もある。伝統的な日本の建築に柔軟な対応をしていきたい」と答えました。