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2013年3月29日(金)

住吉市民病院

大阪市議会 「廃止条例案」可決強行

維・公・自・民主系賛成 市民と共産党が抗議

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 橋下徹大阪市長が強引に進める住吉市民病院(住之江区)の「廃止条例案」は28日、市議会常任委員会で日本共産党を除く賛成多数で可決されました。

 橋下市長が、7万人を超える現地存続を求める署名を「ミクロの声」と黙殺しただけでなく、存続を求める市民の声に押され、「反対」を表明していた公明、自民、OSAKAみらい(民主系)も賛成に転じました。

 現地存続を求める「住吉市民病院を充実させる市民の会」住之江区の松本安弘事務局長は「住民の願いは公立病院として充実させ、現地存続してほしいというものです。強行してきた橋下市長にも、加担した会派にも抗議していきたい。不足する小児・周産期医療を充実させるものとはいえません。閉院までの2年間、住民とともに公立病院として現地に残すよう求めていく」と力を込めました。

 委員会審議を前に、「充実させる会」が市役所前で宣伝。雨をついて「市議会は住民の願いに誠実に応えて、廃止条例案を委員会でも本会議でも否決してください」と力強く訴えると、通行人が次々にビラを受け取りました。日本共産党の北山良三市議団長があいさつしました。

 ビラを受け取った20代の男性は「橋下市長は『大阪都』構想で公立病院をつぶしたり、地下鉄を民間に売り渡そうとしているが、そんなことをしたら大阪は終わってしまう」と憤っていました。


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