2013年3月29日(金)
日雇い派遣禁止見直し発言
丸川氏が陳謝
政務官の資格問われる問題
丸川珠代厚労政務官は28日の参院厚生労働委員会で、派遣会社の新聞広告に登場し、日雇い派遣の原則禁止などについて厚労省で見直しをすすめていくと発言したことについて、「(厚労省の)研究会で議論することが確定しているかのように誤解を招くとのご意見に率直に耳を傾け、今後誤解のないようにしたい」と陳謝しました。
また、新聞広告が「『猫の手』を貸します」と題した派遣会社の広告と併せて掲載されたことに関して、「派遣労働者に失礼に当たる点があると認識している」とのべました。
丸川氏は新聞広告で「ニーズが多いのを抑えるとアンダーグラウンドに潜る」などといって施行された日雇い派遣の原則禁止を批判し、厚労省として見直しをすすめていく考えを表明。国会答弁で批判されても、原則禁止の見直しが「厚労省の見解」と繰り返していました。派遣会社に法令順守させるべき立場を投げ捨て、派遣会社いいなりに派遣法の改悪を主張しており、政務官の資格が問われる問題になっています。