「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年3月28日(木)

教員増でいじめ解決を

文科相「35人学級に取り組む」

衆院委で宮本議員

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 日本共産党の宮本岳志議員は27日の衆院文部科学委員会で、大津市のいじめ事件の第三者委報告書もひきながら、学校のいじめ問題の背景にある教員の多忙化を解消することは急務だとして、少人数学級に向けて教員増員の取り組みを求めました。下村博文文科相は「指導体制の充実はいじめの早期発見、解決にも資する」と応じました。


写真

(写真)質問する宮本岳志議員=27日、衆院文部科学委

 宮本氏は、定数改善というが、2013年度予算案では改善1400人に対して教員の自然減は3200人で、合理化による減少も含めて計2400人も減ることをあげ、「ここ数年なかったことだ。少人数学級にあてられてきた教員まで削っている」と批判しました。

 宮本氏は、大津市の報告書にも非正規雇用の教員を少なくし、安定した学校づくりが必要だと指摘していることを取り上げ、非正規化の拡大の背景にある05年度以降策定されていない「定数改善計画」の策定が必要だとただしました。下村文科相は「国の計画的な定数改善は必要だ」と認めました。

 宮本氏は、「計画」には法改正による35人学級の実現を盛り込むべきだと強調。文科相は「35人学級は義務標準法の改正で恒久的な制度としていくことが望ましい。しっかり取り組む」と答えました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって