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2013年3月27日(水)

夜間飛行やめて 横田基地周辺住民が提訴

家族だんらん 守りたい

東京地裁支部

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写真

(写真)提訴のため東京地裁立川支部に向かう第2次新横田基地公害訴訟原告団=26日、東京都立川市

 在日米軍横田基地(東京・多摩地域)の周辺住民が26日、国に対し米軍機の爆音被害の賠償と夜間・早朝の飛行差し止めを求める第2次新横田基地公害訴訟を東京地裁立川支部に起こしました。

 提訴したのは周辺住民905人です。(1)家族だんらんの時間をふくむ午後7時から翌日午前7時までの離発着、エンジン作動の差し止め(2)過去3年の被害に対する原告1人当たり79万2000円の賠償(3)提訴後の原告1人当たり月2万2000円の賠償―を求めています。

 過去の横田基地公害訴訟でも爆音は違法だとして被害への損害賠償を認める最高裁判決が出されています。しかし、飛行差し止めや将来の被害への賠償は認めていません。

 提訴前、地裁支部前で開いた集会で原告団長の大野芳一さん(73)は「子や孫に安全で平穏な環境を残したいという先人の思いを引き継ぎ、たたかいたい」と決意を表明しました。

 関島保雄弁護団長は、これまでの裁判で米軍機の飛行を裁判所が違法と認め、立法措置で被害の救済と補償をする制度を求めていながら、国が対応していないことを批判。「裁判を続けなければ、被害を減らせないという状況について、国に反省を求めていきたい。全国のみなさんとがんばりたい」と述べました。


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