2013年3月27日(水)
手持ち金ない区民に無利子貸し付け
国民年金保険料後納 共産党の要求実る
東京・千代田
東京都千代田区はこのほど、国民年金保険料をさかのぼって納入する「後納制度」を利用したくても手持ち金がない区民への無利子貸し付けを開始しました。
保険料の後納は2年分しか認められておらず、納付期間が25年に満たず無年金となっている人を救済するため、年金確保支援法で昨年10月から2015年9月までの間に限り、過去10年分にさかのぼって後納できるようにしました。しかし、保険料を一括納付しなければならず、保険料を工面できずに救済制度を利用できない高齢者が少なくありません。
日本共産党の木村正明区議は昨年9月の区議会決算特別委員会で、手持ち金がなく後納制度を利用できない区民を支援するよう区に求めていました。
後納制度の貸し付けは応急資金貸し付けの一般資金で対応。最高33万円を無利子で貸し付けます。
木村区議の話 すでに問い合わせが区に寄せられています。後納制度は時限的措置のため、貸付制度の周知が大切です。使いやすい貸付制度になるよう、引き続き区に改善を求めていきます。