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2013年3月25日(月)

きょうの潮流

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 近所のサクラも見ごろです。思い思いに弁当をひろげた周りで子どもたちが歓声をあげて跳びまわる。季節のめぐりを感じ、喜びあう幸せな空間です▼サクラ咲く校庭では少年たちが野球の試合。こちらの表情は緊張気味か。監督らしきおとなが怒鳴る。もっと楽しめばいいのに…。「春風やまりを投げたき草の原」(正岡子規)。サクラの下で野球に興じる。春を告げる風物詩でしょう▼プロ野球の開幕も近い。29日に両リーグいっせいのスタート。WBCをたたかった代表選手が各チームにもどり、どんな活躍を見せるのか。新たなスターが現れるか。投手と打者の二刀流をこなす18歳、日本ハム・大谷翔平選手の挑戦も大いに期待したい▼甲子園では春の高校野球、センバツの熱戦がつづいています。85回の記念大会には東北から史上初の5校が参戦。21世紀枠で初出場した福島のいわき海星は1回戦で惜敗しましたが、スタンドでは心温まる情景がありました▼津波で大きな被害をうけた同校。ボランティアなどで交流のあった高校生らが応援に駆けつけたのです。埼玉・所沢西の吹奏楽部員をはじめ、各地から集まった1500人の大応援団が一体となって声援。友情の花が咲きました▼センバツの開幕日。1年前の同じ日に甲子園で対戦した宮城・石巻工と鹿児島・神村学園が、修復された石巻市民球場で再戦。きずなを深めました。同じ列島にいながらいつもの風景をうばわれた人たちがいる。そこに思いをはせる若人に希望を抱きます。


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