2013年3月25日(月)
認可保育所増やして
父母ら署名訴え
東京・世田谷
認可保育所が不足する首都圏で、待機児童の解消を求める父母らの活動が広がっています。
東京では、世田谷区の父母や保育関係者でつくる「公的保育・福祉を守る世田谷実行委員会」が24日、三軒茶屋駅前で、同区議会あての認可保育所の増設などを求める署名への協力を呼びかけ、174人が署名しました。
日本共産党都議団の2月調査では、世田谷区の認可保育所を申し込んだ4986人の半数近い2633人が「不承諾」でした。
「年度途中の入所が厳しいと聞いて認可保育所は申し込まなかった」という会社員の女性(32)=育児休業中=は8月からの職場復帰をめざし、0歳の長女を4月から認証保育所に預けます。「フルタイムで働いている人が安心して預けられる認可保育所を増やしてほしい」と署名しました。
長女(6)と次女(3)を認可保育所に預ける女性(37)=事務職=は、次女が3月生まれだったために4月の入所申し込みに間に合わず、1年間、職場に子どもを連れていきました。「保育ママは料金が高くて利用できませんでした。大都市の地価が高いことは認可保育所を増やさない理由になりません」と話しました。