2013年3月17日(日)
派遣会社の広告に登場した丸川政務官
国会でもデタラメ答弁
丸川珠代厚生労働政務官(参院東京選挙区)が15日の衆院厚労委員会で、「日雇い派遣の原則禁止」について「見直すというのが厚労省の方針」とでたらめな答弁を繰り返し、与党議員もあきれ返る始末でした。
丸川氏は2月25日に派遣会社の新聞広告に登場し、昨年10月施行の「日雇い派遣の原則禁止」を「見直すべき」だと主張。これに対し厚労省内から「施行したばかりで見直しなどありえない」と指摘されていました。
同日の委員会でも民主党議員が「厚労省の公式見解か」「自民党も禁止に賛成したのにおかしい」と質問しました。
ところが、丸川氏は「厚労省の見解」との答弁を繰り返し、慌てた厚労省の事務方から耳打ちされると、「(見直すべきというのは)議員としての見解。議論をしてほしいというのが厚労省としての見解」としどろもどろ。支離滅裂な答弁に「詭弁(きべん)だ」「理事会で協議すべきだ」との声が相次ぎました。
法令順守させるべき立場を投げ捨て、派遣会社いいなりに法改悪を主張する―政務官としての資格が問われる問題になっています。(深)