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2013年3月17日(日)

きょうの潮流

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 国家百年の計、世紀の幕開け―。TPPの交渉参加を表明した安倍首相。記者会見では大言がつづきました。この人が意気ごむと危うい。日本を戦争にまきこむ改憲しかり、愛国心を強いる教育の介入しかり▼TPPもそう。なにしろ、参加すれば日本の経済が土台から崩されてしまいます。「例外なき関税の撤廃」が大前提。いくら守るといっても、例外をみとめていたら協定がなりたちません。しかも、すでに合意しているルールを覆すことは難しく、不利益な条件ものむというのですから▼「今後5年間で輸出を2倍に増やし、200万人分の雇用をつくる」。オバマ米大統領の宣言はTPPを視野に入れてのもの。先導役の米国は、これを機に日本やアジアの経済を握ろうとたくらみます▼そういえば、TPPをビートルズにたとえた首相がいました。日本はポール・マッカートニーで、ポールのいないビートルズはありえない。米国はジョン・レノンで、この2人がハーモニーしなければいけないと。安倍首相がなにより大切にしているのも「日米同盟の絆」です▼「息をのむほど美しい田園風景」「自助自立を基本としながら…みんなで助け合う農村文化」。会見で安倍首相は、日本の農業や医療保険は世界にほこるべきものだと強調しました。それを聞いた農家の人の反論は強烈でした。「よく言うよ。それが壊されることになるのに」▼しかしまだ、おそくはありません。みんなでたたかって、国民の手に日本を「ゲット・バック」。


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