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2013年3月13日(水)

特養ホーム大幅増を

待機者4.3万人の解決迫る

吉田氏質問 都議会予算特委

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(写真)質問する吉田信夫都議=12日、東京都議会

 日本共産党の吉田信夫東京都議団長は12日の都議会予算特別委員会で代表総括質疑に立ち、都内で待機者が4万3000人に達している特別養護老人ホームの大幅増設を猪瀬直樹知事に迫りました。

 吉田氏は病院を転々としながら入所を待つ人は毎月二十数万円もの高額な医療費負担に苦しみ、3カ月ごとの転院先を探しながら入所を待たされているなど深刻な実態を示し、「最大の問題は都の整備目標が低すぎることだ」と指摘。都の計画では2013〜14年度で計5033人増にすぎないことをあげ、入所を希望する人の実態に見合うよう4年間で2万床の増設計画の策定を提案。廃止した特養ホーム用地費助成の復活や用地購入費融資への利子補給制度の拡充を求めました。

 吉田氏は重い要介護者を抱えた在宅介護について、「寝たきりや認知症の高齢者を介護する家族は経済的にも肉体的、精神的にも大変な負担だ」と強調。介護費用が月7万円かかるとの調査結果や、高齢者世帯のうち年収200万円に満たない世帯が4割を占める事実を指摘。低収入世帯でも必要な介護サービスを受けられるよう、都が保険と福祉を組み合わせた独自施策を行い、介護保険の欠陥を補うよう求めました。

 猪瀬知事は「施設整備も大事だし在宅支援も進めないといけない。さまざまな施策を組み合わせて区市町村と強力に進める」と答えました。


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