2013年3月12日(火)
生活保護 下げないで
3団体 国会前で座り込み開始
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「生活保護引き下げに反対、老齢加算の復活を」―。11日、前日の夏日から一転して北風が吹くなか、国会前で生活保護改悪に反対する座り込みがスタート。関東一円から約40人が参加し、国会議員要請も行いました。生存権裁判を支援する全国連絡会、中央社会保障推進協議会、全国生活と健康を守る会連合会の共催。
東京地評や中央社保協、年金者組合などの代表が、デフレなどを口実にした保護基準引き下げの不当性などを訴えました。
全生連の安形義弘会長が、「今回の引き下げのやり方を許せば、政府が都合よくどんどん引き下げるしくみになり、憲法25条が保障する人間らしい暮らしはどこにいったということになる。許さないたたかいを広げよう」と呼びかけました。
東京・江東区から参加した男性(76)は都営住宅で1人暮らし。年金だけでは生活できず、月3万円の保護費を受けています。「物価が下がっているから引き下げるというが納得できない。電気、ガス代などは上がっている。光熱費の節約のため昼間はほとんど家にいないですごしている。親や家族の墓参りにもいけない」と話しました。
日本共産党の田村智子参院議員が「憲法でうたう最低限度の生活をどう保障するのかの議論がまったくないまま引き下げが進められようとしている。たたかいを広げていこう」と参加者を激励しました。座り込みは12日、18日、19日も行われます。