2013年3月11日(月)
東京大空襲犠牲者を追悼
小池氏あいさつ
台東
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一晩で10万人もの犠牲者を出した東京大空襲から68年を迎えた10日、台東区の言問(こととい)橋近くにある隅田公園内の犠牲者追悼碑の前で、26回目の追悼集会が開かれました。
川杉元延実行委員長が「言問橋に詰めかけた大勢の人が火にのまれ炭のようになり、折り重なっていたそうです。惨劇を繰り返さないため、戦争によるあらゆる暴力を無くすため、世代をつないで平和のメッセージを送り続けたい」と述べました。台東区の和田人志教育長があいさつしました。
東京大空襲を体験した男性は、空襲で右肩と手に大けがを負いました。「これからを生きる若い人たちにこういう経験はさせたくない」と強調。別の男性は「助けを求めて私のズボンをつかむ手を振り切りながら、火の海を家族とはうように逃げました」と初めて体験を語りました。
日本共産党から小池晃副委員長(参院比例予定候補)と台東区議団が出席。小池氏は「東京大空襲は、四方を火の壁で覆い、そこに焼夷(しょうい)弾をばらまいて、無差別に爆撃をするという残虐なものでした。戦争を絶対に繰り返してはいけません。いま、憲法9条を変えて国防軍をつくろうとしていますが、日本の政治が不戦の誓いの原点に立ち返るよう力を尽くします」とあいさつしました。