2013年3月10日(日)
国際女性デー
米NYでデモ 暴力なくそう
【ニューヨーク=山崎伸治】第57回国連女性の地位委員会が開会中の米ニューヨークで、国際女性デーの8日、記念行事がありました。同委員会に参加する各国の非政府組織(NGO)の人たちは、降りしきる雪の中、市内をデモ行進しました。
参加した約400人は、手書きのプラカードや横断幕を掲げ、「女性に対する暴力をやめさせよう」「貧困をなくそう」と声を上げながら歩きました。
国連本部では、女性デーを記念する式典が行われました。潘基文(パン・ギムン)事務総長が演説し、「女性や少女に対する暴力は恥ずべき人権侵害だ。収入や階級、文化にかかわらず起こる」と述べました。
「国連ウィメン」(男女平等と女性の地位強化のための国連機関)のミチェル・バチェレ事務局長は、女性に対する暴力根絶の「国内行動計画」を策定した国が50カ国であることを公表。「こうした意思表示を称賛するが、さらに力を入れねばならない」と述べました。