2013年3月10日(日)
平和の叫び 全国から
女性九条の会 8周年
東京・武蔵野でつどい
「九条の会アピール」に賛同する女性有志が呼びかけて結成した女性「九条の会」は9日、東京都武蔵野市で8周年のつどいを開きました。
呼びかけ人を代表して大原穣子さん(方言指導者)は、国民学校(当時)5年生の時終戦を迎えた経験に触れ、「元気でいる限りは平和を守るたたかいに参加していく」と表明。「戦争とともに育ち、武蔵野市で空襲に遭遇して同級生を亡くした」と切り出した羽田澄子さん(記録映像作家)は「新憲法を知ったときの思いは忘れられない。この憲法は絶対に変えてはなりません」と述べました。
邑上守正武蔵野市長があいさつし、軍需工場があった同市で9回の空襲によって多くの市民が犠牲となったことを紹介。「全国津々浦々から平和の叫びを発信していこう」と呼びかけました。
東京大学大学院教授の高橋哲哉氏が「今、日本国憲法 最大の危機」と題して講演しました。
参加した武蔵野市の女性(55)は「憲法が変われば、原発反対のデモもできなくなる。自分のできるやり方で改憲の危険性を一人でも多くの人に知らせたい」と話しました。